「やだ…あの写真…見たの?」

リィが頬を赤らめる。

写真を見ていないのは、この場では霸龍闘だけな訳だが。

「……」

この際シンのメイド姿はどうでもいい。

リィのメイド姿…。

霸龍闘は考える。

普段の制服姿でも可愛いリィだ。

あんなフリフリのエプロンドレス衣装を着せたら、さぞかし可愛い事だろう。

しかもメイドさんだ。

メイドさんっていったら、アレだろ?

大きな屋敷の、ご主人様に仕える召し使いみたいな奴だろ?

モリモリ膨らむ霸龍闘の妄想。

(例えば、リィが俺のメイドさんだとしてさぁ…)