瑠璃一味のお戯れな学園生活

「女に現抜かしてる暇ないって言うけど…」

リィが眠そうなポヤンとした表情で言う。

「父さんも勇者と呼ばれる前から…常に母さんと一緒に行動していた…彼女がいても勇者にはなれる…」

「う゛」

痛い所を突かれるシン。

「女の子に気をとられて修行が疎かになるのは…シン自身の問題…」

なかなか手厳しいリィの発言。

流石、ちょいSぶりを発揮して、霸龍闘を手玉に取るだけの事はある。

「そ・れ・と・も」

野菊ニヤニヤ。

「私が魅力的過ぎて勇者の修行に身が入らないっていうんなら、勘弁してあげるけどぉ?」