瑠璃一味のお戯れな学園生活

「はぁぁあぁぁあぁあぁあぁあぁぁぁ???」

リィの頭を摑んで、グラグラ揺らすシン。

「あぅあぅっ」とか、リィが声を上げる。

「お前と霸龍闘じゃあるまいし、いつから俺が野菊の彼氏になったんだよ?」

全く、と呆れた顔をするシン。

「俺は勇者だぞ?強くなって、早いとこ父さんに追いつかなきゃならないんだ。女に現を抜かしてる暇なんてねぇの」

などと硬派一筋な事を言うシンだが。

「あれあれ、なになに?」

野菊がシンの横顔を覗き込む。

「もしかしてこんな美少女の野菊ちゃんの彼氏扱いされて、ちょっと照れちゃった?」

「何言ってんだ」

「シン君が勇者なら、私もそれっぽいコスプレとかしてあげよっか?ビキニアーマーの女戦士とか?」

「ビ、ビキニアーマー…?」

ちょっと想像してしまうシン…。

「な、何言ってんだ野菊!あんなの鎧じゃねぇよっ!どこ守るんだあんな鎧!露出してる方が多いじゃねぇかっ!」