瑠璃一味のお戯れな学園生活

そして修行が終わる時刻。

「む…雨か」

道場から出てきて校舎の玄関に立った瑠璃が、そんな事を呟く。

「参ったな…すぐに止みそうな降り方ではないな…天気予報では今日は降るとは言ってなかったのだが…」

困惑顔の瑠璃。

今にも雨の中駆け出してしまいそうだ。

そこへ。

「あれ?瑠璃も今帰りアルか?」

偶然を装って鬼龍登場。

実は30分前に修行を終えて待ち伏せしていました。

「うわ…雨降ってるアルな…」

「うむ」

頷く瑠璃。

「今日は傘を持ってきていなくてな…どうしようか困っている所なのだ…」