飛び散った血が、雨に濡れた路面を赤く染める。
無形の位のまま、ひたひたと龍之介に迫るめのう。
相変わらずの無表情。
「この野郎…」
龍之介は睨んだ。
めのうではなく黒爪を。
「めのうは、クルクル表情が変わるから別嬪なんだ…それをてめぇ…あんな能面みてぇなツラの女にしちまいやがって…」
「しかし俺には従順に従うぞ?女なぞ意のままに従うからこそ価値があるのだ」
「…つくづく反りが合わねぇよ、てめぇは」
苛立たしげに歯噛みするものの、黒爪を罵倒した所で現状が変わる訳でもない。
そうしている間に再び間合いを詰めてきためのうが。
「薔薇乙女(ばらおとめ)」
真っ直ぐの膝蹴り『ティー・カウ・トロン』で龍之介の意識を下に向けさせておいて、頭部への斬撃!
軽く昏倒気味になった龍之介に、組んだ状態での膝蹴り『ティー・カウ』、大きくよろめいた所へ更に。
「うぐっ!」
龍之介に飛びつき、足で組み付いた状態で放つ頭突き『カベサーダ』!
剣術、ムエタイ、カポエイラの複合攻撃だ。
無形の位のまま、ひたひたと龍之介に迫るめのう。
相変わらずの無表情。
「この野郎…」
龍之介は睨んだ。
めのうではなく黒爪を。
「めのうは、クルクル表情が変わるから別嬪なんだ…それをてめぇ…あんな能面みてぇなツラの女にしちまいやがって…」
「しかし俺には従順に従うぞ?女なぞ意のままに従うからこそ価値があるのだ」
「…つくづく反りが合わねぇよ、てめぇは」
苛立たしげに歯噛みするものの、黒爪を罵倒した所で現状が変わる訳でもない。
そうしている間に再び間合いを詰めてきためのうが。
「薔薇乙女(ばらおとめ)」
真っ直ぐの膝蹴り『ティー・カウ・トロン』で龍之介の意識を下に向けさせておいて、頭部への斬撃!
軽く昏倒気味になった龍之介に、組んだ状態での膝蹴り『ティー・カウ』、大きくよろめいた所へ更に。
「うぐっ!」
龍之介に飛びつき、足で組み付いた状態で放つ頭突き『カベサーダ』!
剣術、ムエタイ、カポエイラの複合攻撃だ。


