瑠璃一味のお戯れな学園生活

「立たねぇのか?」

倒れたままの黒爪に、スタスタと歩み寄る龍之介。

「てめぇが立たねぇんなら、無理矢理にでも引き摺り起こして…」

彼は黒爪の長い黒髪を鷲摑みにして。

「ぶっ飛ばすっっっっっ!」

掌をもう一方の掌に重ね、標的を打ち抜く心意六合拳の技『単把』!

「ぐはあっ!」

強力過ぎるその一撃で、本当に内臓が破裂したのか。

黒爪は大量に吐血しながら、またもや吹っ飛ぶ。

「効いたふりが上手ぇな。どうせ大して痛かねぇんだろ?」

龍之介は手加減しない。

尚も悶絶する黒爪の首を摑んで片手で持ち上げ。

「コイツはどうだっっっ!」

爆発の衝撃のような猛打『翻子八閃打』!