「だからここから俺が相手だ」

「何?」

そんな声に振り向くと同時に。

「!!!!!!!」

ムエタイの回転肘打ち『ソーク・クラブ』!

頬に強烈な肘を叩き込まれ、黒爪は吹っ飛ばされた挙句に水溜まりの中に転倒した。

…直撃時の摩擦で、肘から白煙が上がるほどの打撃。

そんな一撃を繰り出して。

「てめぇ…俺のめのうの肌に傷つけやがって」

丹下 龍之介はあからさまに怒りを見せた。