瑠璃一味のお戯れな学園生活

「気にしなくていい…」

霸龍闘の顔を見て微笑むリィ。

「霸龍闘の住んでるこの世界では、それが普通…平和なのが普通…それってとてもいい事…霸龍闘が気に病む事じゃない…」

霸龍闘が思っている以上に、リィやシンは過酷な経験をしてきた。

父がガンマンで、母が武道家で、幼少の頃から戦う事に慣れ親しんだ霸龍闘にも、想像も及ばないような経験。

考える度に辛くなる。

辛い思い、悲しい思いをしてきたリィに、何かしてやれる事はないのか。

実際に危難からリィを守ってきたシン。

じゃあ霸龍闘は、リィに何がしてやれるのだろうか。