瑠璃一味のお戯れな学園生活

「だから…」

リィはポツリと呟く。

「私にとっては…傘は平和の象徴…傘を差して雨の日歩けるって事は…とても幸せな事…」

傘で手が塞がっててもいい。

銃や剣を抜く事を考えなくていい。

それは、とても幸せな事なのだ。

「…そんな事、考えた事もなかった」

リィの言葉に、霸龍闘は難しい顔をする。

「俺なんて、このマントだってテンガロンだって、ただカッコいいかなと思って使ってるだけで…リィみたいに危険に晒されるからとか、そんな理由で使ってる訳じゃ…」