林間学校が終わり、瑠璃一味が天神学園に戻ってきてから一週間。

「はぁー…」

鬼龍が教室の窓辺で頬杖ついて、溜息をつく。

外は雨。

ここ一週間ほどずっとそうだ。

「何か雨多いアルな…」

「そだねぇ、蒸し暑いしジメジメするし、やだね」

野菊も苦笑い。

「もしかしたら、梅雨に入ったのかもねぇ」

「そうアルなぁ…」

曇り空を見上げながら呟く二人。