瑠璃一味のお戯れな学園生活

かくして、林間学校と言うにはハード過ぎる天空険道での冒険が終わった。

下山した瑠璃一味を迎えたのは、ぼっちでお留守番していたシルヴィ。

「あぅぅぅぅぅんっ!寂しかっただ兄ちゃん姉ちゃん!」

何だかんだで甘えん坊のシルヴィは、シンとリィに泣きつく。

「ははっ、ごめんなシルヴィ」

「でも、無事で帰って来たよ…」

二人がシルヴィの頭を撫でる。

「野菊も無事でよかっただ!」

次に野菊に抱きつくシルヴィ。

その拍子に。

「んん?何か野菊…お腹の辺りが前よりプニプニしてるだ…」

「ゲッ、マジッ?避難小屋の食糧ってそんなカロリー高いのっ?」

顔色を変えて慌てる野菊。

最後に龍之介にしがみ付いたシルヴィは。

「早速鬼ごっこやるだ龍之介!一晩中龍之介の鬼だ!」

「マジかーっ!」

怪我人なので労わってあげて下さい。