「俺とリィが牽制する!」

マテバを発砲したのは霸龍闘!

精密射撃はあまり得意ではないが、それでも集中力を高め、ギータの砕けた鱗を狙ってトリガーを引く!

硬い鱗に守られていない生身にマグナム弾を撃ち込まれ、痛みに身を捩るギータ。

お返しとばかりに火球を吐き出すが。

「フラウ…!」

《任しときなさいっ!》

リィの放った弾丸から、氷の精霊フラウが具現化する!

フラウはその冷気で氷の壁を作り出し、ギータの放った火球を防いだ。

といっても、瞬時に火球に溶かされる程度の壁だが。

しかし。