瑠璃一味のお戯れな学園生活

と。

「見つけたぞ!」

そんな瑠璃、めのう、鬼龍の前に、先程の鬼達がやってくる。

仲間も掻き集めたのか、先程より人数が増えている。

「お前らさっきの…」

「何?知り合い?」

鬼龍の言葉に、めのうが首を傾げる。

「ああ、鬼龍を攫おうとしていた」

皿をテーブルに置く瑠璃。

「うわー、最低…女の子を力尽くでどうにかしようとするなんて」

めのうが軽蔑した眼差しを向ける。

「うるせぇんだよ、年下の、しかも人間の癖に生意気な」

取り囲むように広がっていく鬼の集団。

しかし、その囲みを破るように。

「うおっ!」

銃弾が数発、鬼達の足元に撃ち込まれた。

「喧嘩か?瑠璃」

瑠璃の背後から、硝煙を漂わせたマテバを手にした霸龍闘が現れる。