瑠璃一味のお戯れな学園生活

霸龍闘に摑みかかるシン、されるがままの霸龍闘。

「止しなよ!」

「仲間割れしたって始まらねぇだろっ!」

めのうと龍之介が二人を止める。

と。

「お前ら大丈夫かっ?」

見慣れない鎧兜を身に付けた見知らぬ男が、瑠璃一味に駆け寄ってきた。

白髪混じりの髪に無精髭。

手には身の丈以上もの刃渡りの大剣を携えている。

地元の狩猟者らしい。

「さっき咆哮が聞こえたが…あの咆哮…もしかしてお前ら、バラウールに襲われたのかっ?」

「バラウール…?」

シンが問い返すと、狩猟者は頷いた。

「ああ、普段は天空険道の中腹付近の洞窟に棲息してる竜種なんだがな、たまに餌を求めて、こんな麓の方まで下りてきちゃあ、人間や動物を攫って行くんだ。砂煙や靄を起こして狩猟者の目を欺き、その隙に襲うという狡猾さを持ってる強大な竜種だ」