「うわっ、くっさ!マジ臭いぞ龍之介!」

シャワー室に入った霸龍闘が顔を顰める。

「何言ってんだ霸龍闘、お前だって同じだ!」

反論する龍之介。

てか全員臭い。

改めて、よくあんな汚い水を浴びせる気になったものだ。

「ジャージが真緑色になってら…」

「これはもう着られないんじゃないか?」

シンと瑠璃が顔を見合わせながら言う。

洗濯しても落ちそうにない。

帰って親に叱られそうだ。

服を泥んこにして帰って、叱られた幼少時代を思い出す。