瑠璃一味のお戯れな学園生活

「まぁともかく」

瑠璃が溜息をつく。

「俺達が何かと学園で騒動を起こして、龍娘先生や他の先生方にご迷惑をかけているのは事実だからな…ここは潔く罰を受けよう」

武家の男児は、男らしく黙って責めを受けるのだ。

「明日の道場での稽古は中止だ。龍之介もめのうも孔雀も、きちんとプール掃除に来るんだぞ」

「はい」

「兄様がそう言うなら」

頷く孔雀とめのう。

「くー君には、私が水着準備してあげるからね」

「男子用だよ、ワンピース水着でもフリルが付いてるのでもない奴」

めのうの企みを事前に看破したのか、孔雀が釘を刺す。

「チッ」

密かに舌打ちするめのう。

黒い流石めのう黒い。