「な、何っ?」

驚愕したように振り向く龍娘。

「サバティーニではないのかっ?」

自分で料理してて気付かんかな、この人は。

材料から味付けから、どう見ても和食でしょうに。

「ではサバティーニとは何だっ?」

知らんがな。

こっちが訊きたい霸龍闘と鬼龍。

「おのれ謀ったな野菊め、奴に教わったので早速お前達やしまじろうに振る舞ってやろうと思っていたのに」

というか鯖の味噌煮を知らなかったとは。

あんた何年日本に住んでんだ、龍娘。