とはいえ、実際に山子のせいで困っている人がいるのならば見過ごす訳にはいかない。
虫刺されや鬱蒼と茂る木々に苦戦しつつ、山深く踏み入っていく瑠璃達。
と。
「…!」
スン、と。
咲花が鼻を鳴らす。
「何か近づいてきます」
「!」
瑠璃が柊の柄に手をかける。
「山子か?」
シンも愛剣アストレイアを握りしめるが。
「いえ、違います!何か別の獣!」
咲花の声が鋭さを帯びた。
虫刺されや鬱蒼と茂る木々に苦戦しつつ、山深く踏み入っていく瑠璃達。
と。
「…!」
スン、と。
咲花が鼻を鳴らす。
「何か近づいてきます」
「!」
瑠璃が柊の柄に手をかける。
「山子か?」
シンも愛剣アストレイアを握りしめるが。
「いえ、違います!何か別の獣!」
咲花の声が鋭さを帯びた。


