瑠璃一味のお戯れな学園生活

確か以前に天神学園の面々が温泉に訪れて山子退治をした際に現れたのは、青黒い体毛を持つ猿。

猿といっても見かけだけで、その大きさは熊…しかもヒグマ…いや、北米に生息し、最大級の個体は体重が450キロ以上に達するというグリズリー級の巨躯だったという。

知能は低いが龍娘をも羽交い絞めにするほどの剛力で、危うく龍娘も貞操を奪われそうになったのだとか。

「下手をすると、霸龍闘や鬼龍の父上はジロー先生じゃなくて山子だったかもしれなかった訳だね」

「笑えない事言うなアル」

「マジ引くわー…」

鬼龍と霸龍闘が、孔雀の言葉に青ざめる。