露天風呂から上がった瑠璃一味。

いいお湯で心も体も満たされた後は、お腹の方を満たしたいものだ。

「腹減ったなぁ、飯食いてぇよな、飯」

龍之介が遠慮もなく腹の虫を鳴かせる。

「それじゃあバイキングの方に行こうか?お昼と夕方で違うメニューの料理が、時間無制限で食べ放題らしいよ?」

野菊の言葉で。

「マジッ?」

「食べ放題だかっ!」

シンとシルヴィが瞳を輝かせた。