隣の席の山本くんは



授業中、いつも寝ている

机の上に教科書を立て、顔を隠してるため先生は気付いてないようだ




私はその寝顔をそおーと覗く




長いまつ毛に癖のある髪。彼の一つ一つが私をドキドキさせる。





そう、隣の席の山本尚樹君は




私の初恋の相手




授業にも集中出来ない位


いつもドキドキしてる


でも、



例え彼と付き合う事が出来なくても



例え彼と彼氏、彼女の関係になれなくても




私はそれでも構わない。



だって彼は学年一のイケメンと言っても過言ではない位の美男なのだから。



私は山本君とは吊りあわない





だからいいのだ。





席替えするまでの約一か月………。



私の中だけの『隣の席の居眠り王子』でいてくれたら――――。