「奏太と彼女別れたよ」
奏太の友達からそう聞き、
いてもたってもいられなくなり
奏太に電話をかけた。
「なんで別れたの?」
「お前には関係ない」
「私達にに内緒はなしなんだよ!」
「…懐かしいな」
私達が、
付き合っていた頃の約束。
内緒はなし。
「…もう連絡しないから
6月12日までに奏太のこと
忘れるから。
うちといたときより
幸せになんないと納得しないから
理由だけ教えて?」
「お前が忘れられないの!
俺じゃダメだと思ったから
別れようって言った」
「奏太じゃなきゃダメなの!」
「…もう1回俺と付き合ってくれる?」
「…もちろん」
そして私達は、
4月8日に再スタートした。