「ただいまー」 「っ!!」 おかあさんが帰ってきた。 え?!今日って夜勤だったんじゃ?! 「……チッ」 そしてなぜ要は舌打ちをするの?! っていうか、 「か、要…!離れないと……!」 要は未だに私の上に覆い被さっている。 バレたらとんでもないことになる! 「要~、柚希~」 っ!! こ、こっちに近づいてきてる!! 「か、か、要…っ!離れっ……」 すると、要は布団を引っ張り上げ、私の頭の上まで布団をかけ、「動くな」と小声で囁いた。