あれから2年ほど。ウチらは中学生になった。
今日はその入学式。
「あーやっぱ菜七ちゃんとは離れたか・・・」
「まーとなりのクラスやん」
「でもウチ、予想したのと同じ4組だー」
ウチは4組、菜七ちゃんは3組。
「え。ちょっとまって笑。ウチ、あのよしかわゆきてるって奴と同じクラスやんか」
「えー笑楓ちゃんドンマ」
「ブハッッッ笑」

「平成25年度金華市立金華中学校入学式...」
正直めんどーだわ。名前よばれて「はい^^」って返事するとか
マジかよーってなるし。
わー次じゃん。
「神無月 楓」
「ハィ*」
ちょーキモい返事になってしまったーーー。
まあいっか。
中学校はあれだよ。他校がまざってくんの。
友達とかめんどー。なんか怖いし。女子って・・・
てゆうか後ろの席の奴ときたらなんなん!?
お便り的なの「ハイ^^」ってやさしく渡しても
サッtってとってくの。感じ悪いわあ。
さすが男子。
っつか次の日からその男子が登校きょひってんの。
まじありえねー。
っちゅーわけで後ろの席は女の子になった。
えらいからだが大きい(デブ)わ。
顔がこわいいい。
お便り「ハイ^^」って渡してもムスッッとしてんの。
こわいこわい。ガキ大将かっての。
まあ、そういこ嫌いじゃない。
友達ナンバー1(仮)にしとこう。
あーそれより今日は身体測定だっけ?
いやだーシリョクオワタ\(^○^)/
「これは?」
「上」
「これ」
「右」
「これ」
「下」
「はい。Aですね」
おっしゃああああああ。ふはは。覚えた甲斐があるよな。
記憶力はいいからな。
目が悪いなら耳で勝負やあああ
(どうやら楓はシリョクがいい子の答えを聞き、それプラス位置を
 覚えショリョクAきどってるのだそうです)
っと。次は保健室での検査か。
あー女子は女子で行動するとかめんど。
あといちいち「神無月です☆おねがいしまあす」とかいうのまじないわ。
保健室では聴力か。
耳ならAやわ!となにげに自信のあるうち。
まずは女子5人ずつはいるから・・・
あーウチの後ろのデカイ子。たしか高崎あみって子。
「あーリラックマああ!!」
え。今の声の主あみサンですか笑
か・・かわいい声(・∀・)
まーはなしかけてみよう。
「あみちゃんはリラックマすきなの?」
「うん!!だあいすきい」
ガキ大将ではなくユルキャラじゃん完全に。。。
まーあれこれいって友達になったよ。
あみチャンと。

第3章へ続く