「じゃ、じゃあ言うぞっ!!!!!!」

・・・?
なに、この違和感。
河西がなにかを隠そうとした。

「1番 ショート 成瀬
2番 センター 佐野
3番 ファースト 有馬
4番 キャッチャー 山田
5番 ライト 望月悠
6番 サード 松田
7番 レフト 望月奏
8番 セカンド 佐々木
9番 ピッチャー 風間

このオーダーでいく!!!!!!」

「はいっ!!!!!!」

はい、って・・・
はい、じゃないよ。

私は?

「ちょっと、河西私は・・・?」

「え、それは・・・」

嘘、だったの?決勝戦は・・・投げさせてくれるんじゃないの・・・?

「柳瀬、こっちに来なさい。
選手はすぶりをして待つように。」

はいっ!!!!!!

「監督、どういうことですか?
・・・だましたってことですか?」

・・・・・・

「黙ってないで、答えてくださいよ・・・」