✱創太✱

狩山が一咲と真剣勝負してから数日・・・

俺は、異変を感じてる。

「優祈、俺とキャッチボールしね?」

「キャッチボール〜?別にいいけど・・・」

優祈と距離をとる。
遠投まではいかず、言葉が通じる程度の距離。
今日は、ぜんぜん気持ちが伝わってない気がする。
さして遠くないハズの距離が、今日は遠い。

「優祈ー!!お前、隠してることあるだろー?」

「・・・とくにねーよー?」

1回、キャッチボールを止めて優祈の目を見る。

「んだよー!!そんなに見たらハズイだろ。」

プチン

俺の中で、なにかが切れた。