そんな会話をして帰った私達は、学校で激励された。 私は、みんなの激励を受けるのが辛かった。 私の全力のボールは、晴凛に打たれたんだ!! 私のボールで甲子園に連れていくはずだった。 なのに、私のボールで甲子園という夢がやぶれた。 やっぱり、女が投げた全力のボールは通用しないんだ。 「一咲?帰ろう。」