全力投球~諦めたくない夢~



「珍しーじゃん。どうしたの?
ああ、河西のことなら、私大丈夫だよ?」

「・・・ちげーよ。」

一咲を、抱きしめたい。
昼間みたいに・・・

一咲を勢いで引っ張ったら、案の定グラついて俺の胸におさまった。

「え・・・?なになに?」

「うるさいなー。黙って。」

っち。俺らしくない。

「もーーー!!」