全力投球~諦めたくない夢~



ついていくと、ベンチ裏で創太が止まった。

創太と付き合ってから2人で向き合うのは初めてかもしれない。そう考えたら緊張と、さっきの不安が押し寄せてきた。

怖くなって、創太の顔が見えなくて

下を向いた。

ギュッ

創太が私を抱きしめて
「緊張してる?
それとも不安?」

どっちも、だよ。

「河西は、大丈夫だよ。
あと、一咲のせいでもない。」

「でも、私のボールが悪かった。「違う。」」

「違うよ。俺でも、あそこに投げた。
一咲はあと1イニングしかないんだ。
笑って終わらせよ。」

トントン、

背中を優しく叩かれると変な力が抜けて、リラックスできた。

「いくぞ。」