「お父さんは、一咲の好きにするべきだと思う」

「私は、甲子園で優勝したいの!!
すべてのボールを全力投球したい。
だから、手術は待って。」

「自分の命を、自分で削ってるようなものじゃないっ!!」

「みなちゃん、今手術したって絶対治るって言える?私のこと思ってくれてるのは嬉しいけど、私は野球したいの!!」

帰ってからこんな会話しかしてない。
私は、血の繋がらないみなちゃんにまで愛されてるって実感できた。

でも・・・

甲子園だけは、譲れないんだ・・・