「何で泣いてるの?」

頭を撫でながら優しく問いかける。


原因キミだよ・・・


「だって・・・

 ひかッ・・・るが・・・
 好きなごいるっでぇ~・・・」


もぉ号泣。


「オレに好きな子いるからないちゃったんだ。」


コクンと頷く。


「好きな子誰だと思う?」


「かわいいこぉ~!!」


「当たり。」


そんなのわかってるよぉ・・・


「好きな子の名前はぁ~・・・」


やだっ・・・

言うの!?

「やだやだぁ・・・
 聞きたくないっ!」


耳をふさぐ。

その手を一生懸命とろうとする光。

「聞いてっ?
 聞いてよ舞華!」


何で聞かなきゃいけないんだよぅ・・・