「うわ...」


目を開けた瞬間、飛び込んできたのは眩しい光だった。


思わず、声が漏れる。


どこだ?


誰かがりょう、りょう、と言っている。



なんだかうるさい。


そして、眩しい。


「りょうっ」



いきなり肩をがしっと掴まれて、体が反射的にびくっと跳ねる。


「...よかった」


誰かが俺の肩の上で泣き始める。



なんなんだ、これは。


どうして泣いているんだ、この人は。