(な……し……ほし…)



この声は誰…?
私を呼ぶこの声は…誰…?
これは…夢?…現実?





「な…っ…ほしなっ!!!!」


ビクンッ!
私はそのまま目が覚めた。


「え!なに!?え!!」



「何じゃないわよ!あんた入学式
早々に遅刻して行くつもり!?」



「え、もう朝なの…?」



「ほらっ!そんなこと言ってないで
早く支度しなさい!」



「はーい…。」




さっきのはなんだったのだろうか。
誰かが私を呼んでいて…



「やっぱり夢だったのかな…。」



そんな夢を思い出しながら私は
階段を下りて、一階のリビングへと
向かった。