夏のカケラ

「失敗しても・・・良いじゃない・・・恰好悪くても・・・本気なら!でも・・・でも、今のヒロは・・・!」


僕は黙って下を向いていた。


マイの言葉に何も言い返せ無いのだ。





「本気に成りなさいよ!」





マイは叫び僕にミットを渡すと駆け出して行った。


僕は一人、夕日を浴びて 佇んでいたのだった・・・

・・・・

・・・・





僕はゆっくり川原の土手を歩いていた。


何も考えられ無かった・・・



「・・ヒロ?」



突然、声を掛けられて僕は立ち止まった。


振り返ると、一人の高校生の男が立っている。