夏のカケラ

甲子園のベンチ裏は明るい。


歓声も余り届かず静かだ。


ただ記者や係員達が世話しなく動いている。


今日の第一試合がもう終わろうとしていた。


苦労して、やって来た甲子園も、ほんの二時間程度で終わりを迎えるチームが有る・・・


無情と言えば無情だ・・・


通路の反対側にいる、四天王寺学院のメンバー達がリラックスしている。


流石は王者の貫禄たっぷりだ。


だけど・・・


負けたく無い・・・


絶対に負けない・・・!





歓声が上がった。


記者達が走って、外に飛び出す。