夏のカケラ

マイは真奈美と手を握りあっていた。


真奈美の手も汗ばんでいた。


『選手代表!東和台高校主将、一ノ瀬君!』


拍手と歓声が起きる。


ヒロが覚悟を決めた顔で走り出した。


宣誓の台の前に到着する。


ゆっくりと台に上がり、右手を高々と上げて、息を吸い込んだ・・・




『宣誓!!!』




場内にヒロの声が響く。


マイは唾を飲み込んだ。


ヒロは一呼吸置いて再び声を上げた。


『我々選手一同は!この夏、この僕らの聖地で有る・・・』