夏のカケラ

僕の心臓は破裂寸前であった。


「おい、ヒロ!行くぞ!」


アキラが声を掛けて来る。


暗い入場ゲートを出て行くと・・・


歓声が聞こえて来た・・・


そして、広い甲子園に真夏の太陽が眩しく見えた。


『・・県代表!県立東和台高校!』


高らかに、僕らが呼ばれた。


僕は全く何も見えていない。ただ・・・プラカードを持っている女の子のお尻を見つめていた・・・







「うわ・・・ヒロ緊張し過ぎ・・・」

「ですね・・・ヒロさんカチコチだ・・・」


マイと真奈美は二人で不安な声を出した。