夏のカケラ

『大会二日目、第二試合は・・県代表の東和台高校と大阪府代表の四天王寺学院が対戦です・・』


「あら、いきなり強敵と対戦なのね」


貴子は驚いた様に言った。


「相変わらずのクジ運だな、ヒロは・・・」


友和は笑った。


『以上が対戦カードです、また、予備抽選の一番クジ・・・つまり選手宣誓を引いたのが・・・』


「貴子、ビール出して」

「あ、はい」


友和が立ち上がりかけた。


『・・・東和台高校の一ノ瀬主将です・・・』


「え?」


二人共、テレビを見た。


そこにはボー然とした顔で映っているヒロがいた。