夏のカケラ

「私も・・ありがとう・・・」



マイの涙声が響く。



ヒロは少し力を抜いて、マイの顔を見つめた・・・



「甲子園の・・・甲子園の約束を・・・守ってくれて・・・」



マイが鳴咽混じりに呟いた。



ヒロはマイの瞳を見つめて優しく笑った・・・



そして二人は・・・



再び抱きしめ合った・・・







夏の星空が・・・




二人を優しく包んでいた・・・!