夏のカケラ

゛少しは・・・本気に成りなさいよ!″


そうだ・・・お前に言われるまで、俺は本気じゃ無かった・・・!



監督は空を見つめ涙を隠していた・・・



゛奇跡は・・・最後まで努力した者に訪れる・・・!″


監督・・・アナタの言う通りだ・・・!



三塁ベースをしっかりと踏みホームに向かう。


ホームでは全員が泣きながら僕を待っている・・・



アキラが髪を振り乱し、泣き叫んでいた。


゛野球が好きなら・・・仲間に成れると思ったんだ・・・″


僕のスパイクに水滴が落ちた・・・


僕の瞳からこぼれた物だ・・・


ああ・・そうだな・・


俺達は仲間だ・・・!