夏のカケラ

歓声がゆっくり、遠く成って行く・・・



やがて・・・静寂が訪れた・・・




僕の目には・・・伊丹の顔すらはっきり見えない。




ただ・・・伊丹の手に有る白いボールだけが、赤い縫い目まではっきり見える・・・




僕の鼓動が静かに成って行く・・・




不思議だ・・・




気持ちが安らぐ様だ・・・




そして・・・伊丹がゆっくりとした動作で構えて、足を上げた・・・・