夏のカケラ

ムネオに代わり、一点を追加されたが、何とかチェンジに成った。


ベンチに戻ると、全員が疲れ切っていた。

出す声が小さいのだ。


みんなの頭に秋の大会のシーンが過ぎる。


攻撃でもミスが起きる。


送りバントを失敗した。


攻撃がチグハグに成っている。

チャンスが生かせず、攻守交代と成り再び守備についた。



空の色は、益々雲が増えて暗く成って来た。


夕立が降るかもしれない・・・


ムネオの球をいとも簡単に打って行く。


ナックルを投げても、見送るだけだ・・・


もう・・・


投げる球が無くなって来た・・・