夏のカケラ

準決勝の対戦相手は、板山商業で有る。


相手は超名門高校生だ。

何と言っても四番の奴が怖い。


僕らは試合前の円陣を組む。

「胸に手を当てて目を閉じろ」

監督が僕らに言う。


僕らは目を閉じて胸に手を当てる。


「今までの6戦を思い出せ・・・お前らは全部勝って来た・・・!しかも優勝候補と言われた高校相手に・・・だ!」


僕らは頷く。



「今日も・・・勝つ・・・!」



僕らは目を開けた。いつも通り監督が笑ってる。



「さあ、いくぞ!!」



「ハイッ!!!」

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