夏のカケラ

大川も呟いた。

馬鹿か?コイツらは。

戸坂は少し腹が立って来た。

「あのな、」

戸坂は振り返り、みんなを見た。


「今日みたいな小雨なら、試合は出来るんだよ!ならその為の練習をするのは当然だろ?」


戸坂の言葉に、みんなが下を向く。

だが、西山が戸坂に言った。


「あのさぁ、お前は良いかも知れないけど、俺達は別に甲子園なんか目指して無いんだよ、楽しむ野球がしたいだけなんだよ!」


西山がそう言うと、みんなも頷いた。


何だと・・・?


「第一・・・無理に決まってんだろ?公立のチームが甲子園なんて!」