夏のカケラ

ウチのチームは、自分が納得するまでやる・・・と言うのがモットーだ。


強制されてやっても意味が無い。

それは最初に伝えた筈だ。


だが、戸坂だけは違う。

集中して素振りをしている。


最近は顔付きも違うし、物凄いスピードで成長している。

「戸坂」

僕は戸坂を呼んだ。

「はい」

「また、腕から先に回してるぞ、疲れた時こそ集中しろ」

「はい!」

しかも素直だ。


ムネオが一旦休憩して、タオルで顔を拭きながら外を見た。

そして振り返って僕を笑顔で見た。