夏のカケラ

戸坂はボー然とその光景を眺めていた。


口が塞がらない。


戸坂の人生に於いて、この数週間だけで、こんなに驚きの連続は初めてで有る。


何なんだ・・・コイツら・・・



戸坂は気が付けば、震えていた。



震えが止まらない。



何なんだよ・・・!!

・・・・

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梅雨の雨が、グランドを湿らす。


僕らは体育館の4分の1を借りて練習をしていた。

黙々と全員が素振りを続ける。


一年生はいつまで素振りをやるの?と言う顔をしている。

僕は取り敢えず、無視した。