夏のカケラ

マイの手に有る紙コップが潰れた。


だが、その音は笑い声にかき消されている。



「・・・笑うな・・・」



その呟きに全員が声を止めた。


マイが発した声であった。

「え?」

岸本がマイを見る。

マイは岸本を見て、ニコッと微笑んだ。

岸本も笑い返す。



「ゴメンね、アナタとは絶対に付き合わない」



マイの言葉に岸本は目を白黒させる。


マイは立ち上がると、全員に微笑みながら、

「ゴメンなさい、私もバカの一員なんで帰ります」

そう言ってドアを勢い良く開けて出て行った。


残されたメンバーはポカーンと口を開けていた・・・・