夏のカケラ

僕が笑われていると、マイは別の方向を見ている。

僕はこれ以上笑われるのが嫌で、その場から立ち去る事にした。


勘弁してくれ。

街には、ウチの学校の奴らが多数いたが、みんな誰かと行動しており、一人は僕だけだ。

これ以上ここにいると、自分が可哀相になるので、僕は旅館に戻る事にした。

ま、これが終われば野球に打ち込めるんだ・・・我慢しよう。

そう思った時、突然声を掛けられた。

「ヒロ!」

その声に振り向くと、そこにマイが立っていた。

「・・マイ」

マイはニヤニヤしながら僕に近付く。

「一人ぼっちですか?」

「うるせーよ」