夏のカケラ

そう思っていると、突然声を掛けられた。

「ヒロ、何してるんだ一人で?」

振り向くと監督がニヤけて立っている。

監督かよ・・・

ドラマとかだったら、女の子が声を掛けて来る筈なのに・・・

僕はゲンナリした顔をして監督を見た。

「何だ?アキラとカズはどうした?」

取り敢えず、監督でも良いか・・・そう思い、監督にアキラとカズがいない事を伝える。

監督は僕の話を聞いた後に、ニヤリと笑い、

「そうか・・・じゃあ、頑張って友達を探してくれ!」

そう言うと笑いながら、去って行った。

・・・おい、おっさん。

僕は諦めて一人で街に出る事にした・・・