夏のカケラ

僕らがこっそり、玄関を開けようとした時に後ろから、突然声を掛けられた。


「どこに行く」


ビクッ!


僕らは動きが止まり、そっと振り向く。

そこには、監督が腕を組んで立っていた・・・・








僕らは、監督の部屋で正座をさせられていた。

「バカモンが!!」

監督の怒鳴り声が、耳に響く。

僕らは下を向いてシュンとしていた。


「今は集団行動中だぞ!お前らはそれを乱そうとしたんだ!ヒロ!お前もキャプテンなら止めろ!」